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飲食店の店舗工事って? (前編) [開店(移転)秘話]

江戸野菜和食処 「江ど間」 は、五反田から目黒へ移転するため、
目黒店を造っている最中です。飲食店を開店するには、まず店舗
から。移動販売でない限り、店舗がなければ営業できません。

では、店舗造りとはどんなことをやっていくのでしょうか。

今回は工事の大まかな流れと、江ど間の工事の実例を写真を交えて
ご紹介します。


■店舗づくりの流れ

 ・現地調査 (採寸や既存設備の調査をします)
 ・解体・撤去 (新店に不要なものは解体します)
 ・仮設工事 (工事をするために必要なものを設置します
        不要になり次第撤去されます)
 ・電気・水道・ガス工事
 ・空調換気工事
 ・軽鉄工事 (店舗内の壁・天井などを内部で支える金属枠を作ります)
 ・厨房機器工事 (配管、配線、台・棚の制作、搬入・設置)
 ・木工工事 (店内家具、建具、壁、店外壁など)
 ・左官工事 (塗り壁・床のモルタル仕上げをします)
 ・仕上工事 (壁クロス張り、床タイル貼り、塗装工事等)
 ・その他 (看板、テーブル・椅子・障子などの搬入・設置)


■江ど間の実例(前編)

 工事開始から1週間程度経過しました。全工期の1/3程度に当たります。
 この間に以下の工事が行われました。

 ・現地調査
 ・解体・撤去
 ・仮設工事
 ・空調換気工事
 ・電気・水道・ガス工事
 ・軽鉄工事

 現地調査は工事開始前から何度か行われましたが、工事開始後も
改めて細かく採寸します。

 解体工事は物件によって異なりますが、江ど間の場合は元々事務
所用にガランとした状態でしたので、作業量が多くなかったようです。
天井の撤去、天井裏の不要な配管の撤去、壁の一部取り壊し、入口
扉の撤去、ミニキッチンの撤去くらいでしょうか。

DSC01281.jpg
 [解体工事中]


 仮設工事では、仮設照明や仮設の水道が設置され、工事中のみ
使用されます。


 空調換気工事では、給排気・空調に必要な穴を壁に明け、配管をし、
換気扇、給気ガラリ、エアコンなどの機器を設置します。江ど間では、
既存のエアコンがあったのでその移設も行ないました。

DSC01303.jpg
 [給排気口とガス管用の穴、左上、中央、右下と3つ開けた]

DSC01326.jpg
 [移設されたエアコン]

DSC01331.jpg
 [換気フードと換気ダクト]


 軽鉄工事は、軽量鉄骨という金属で枠組みを作成していきます。
この枠組は壁や天井、戸棚などの骨組みになります。

DSC01346.jpg
 [カウンター上の軽量鉄骨]


 電気・水道・ガス工事では電気配線、水道管の接続、ガス管の接続
を行います。厨房機器の設置場所に合わせて配線・配管をしていきます。

DSC01351.jpg
 [分電盤への電気配線]

DSC01357.jpg
 [厨房床下に設置された上水(常温・給湯器からのお湯)・下水、ガスの配管]


1週間でここまで出来上がりました。後2週間で完成してしまう予定です。
今後の展開が楽しみです。

引き続き工事の経過をこのブログで紹介していきます。
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